前回は、ChatGPTとGoogleどちらで何を調べればよいか?を紹介しました。
プレゼン資料を作るとき、こんなことで悩んだ経験はありませんか?
- 何から手をつけていいかわからない
- 構成を考えるだけで時間がかかる
- スライドに書く言葉が思いつかない
- いつも内容がワンパターンになる
これ、すべてChatGPTを活用すれば解決できます。
本記事では、ChatGPTを使って「プレゼン資料を最速で作成する方法」を
構成作成 → スライド内容 → 表現の改善という流れで具体的にご紹介します。
目次
ChatGPTがプレゼン資料作成で優れている理由
プレゼン資料作りは、実は「手を動かす前」が一番大変です。
- 話の流れを考える(構成)
- 内容を絞る(要点)
- 伝わる言葉に変える(表現)
これらを自力でやると数時間かかることも珍しくありません。
でもChatGPTなら、「質問すれば、即答」してくれます。
しかも、「上司に伝わるように」「営業用に強調して」など、
目的に合わせて表現を調整してくれるのも大きなメリットです。
爆速ステップ①:構成案を出してもらう
まず、ChatGPTにテーマと目的を伝えて、構成(アウトライン)を作成してもらいましょう。
例:
「社内向けに『テレワーク制度導入の提案』プレゼンを作りたい。全体の構成案を5つのスライドで出して」
ChatGPTの出力例:
- 導入:背景と目的
- 現状の課題とニーズ
- テレワーク導入のメリット
- 想定される懸念と対策
- 導入ステップとスケジュール
この時点で「白紙」状態から脱出できます。
納得いかない場合は「もっと簡潔に」「営業向けに変更して」など指示して微調整可能です。
爆速ステップ②:各スライドの中身も書いてもらう
構成が決まったら、各スライドに入れる具体的な内容を指示して作成してもらいます。
例:
「スライド3の『テレワーク導入のメリット』について、3つのメリットとその根拠をスライド用に箇条書きで書いて」
ChatGPTの出力例:
- 業務効率の向上
→ 通勤時間の削減により、社員の集中力が高まる - 離職率の低下
→ 育児や介護との両立がしやすくなり、定着率が向上 - 採用競争力の強化
→ 地域にとらわれず優秀な人材の確保が可能
あとはPowerPointやCanvaにコピペして整えるだけ。
作成のスピードが一気に加速します。
爆速ステップ③:わかりやすい表現に言い換えてもらう
ChatGPTは、表現の「言い換え・簡略化・印象強化」も得意です。
例1(難しい内容を簡単に):
「このスライドの文章を、新入社員でもわかるように言い換えて」
例2(印象を強める):
「この説明をもっと説得力のある言い方に変えて」
例3(話し言葉にする):
この文章を口頭で発表する用に変えて」
プレゼンで大切な「伝わる言葉」に自信がないときも、
ChatGPTがプロの編集者のように表現を整えてくれます。
実践的な使い方のコツ
コツ①:指示は具体的にする
「営業向け」「社内提案」「5分以内」など、条件をはっきり伝えると精度が上がります。
コツ②:書いてもらった文章を自分の言葉にする
出力された文章をそのまま使うのではなく、自分の意図に合わせて編集することが大切です。
ChatGPTはあくまでアシスタント。「たたき台」として活用しましょう。
コツ③:繰り返しブラッシュアップ
1回の指示で完璧なスライドが出るとは限りません。
「もっと短く」「箇条書きで」「事例を入れて」など追加指示をすれば、どんどん洗練されていきます。
ChatGPT+プレゼンツールでさらに効率化
ChatGPTで内容を作り、CanvaやPowerPointでデザインに落とし込むのがおすすめです。
- ChatGPTでテキスト作成
- Canvaでスライドテンプレを活用
- 最後に自分で整えて完成!
この流れなら、30分〜1時間程度で質の高いプレゼン資料が完成することもあります。
まとめ:プレゼンは「AIと共創」する時代へ
ChatGPTを使えば、「白紙から1人でうんうん悩む時間」が大幅に減ります。
- 構成が決まらない
- 表現が思いつかない
- スライドがまとまらない
そんな悩みも、AIと一緒に考えれば、短時間で質の高い資料が完成します。
これからのビジネススキルは、「話し方」や「デザイン力」だけでなく、
AIを使いこなす力がカギとなります。
次回は「ChatGPTとGoogle検索、どう使い分けるべき?」に続く応用編として、
「ChatGPT × Excel活用術」をご紹介します。
関数のサポート、表の整形、マクロの提案など、
デキる人に見せる裏ワザ的使い方をまとめてお届けします。