最近話題のChatGPT。
第1回ではその仕組みや特徴についてご紹介しました。
今回は「実際に使うにはどうすればいいのか?」というテーマでお届けします。
結論から言えば、ChatGPTは誰でも簡単に使えます。
しかも無料からスタート可能。
ここでは、始め方・登録方法・プランの違いまで、ビジネスパーソン向けに丁寧に解説していきます。
目次
ChatGPTの利用に必要なものは?
ChatGPTは基本的に以下2つがあればすぐに使えます。
- メールアドレス(GoogleやAppleアカウントでもOK)
- インターネット環境(PCまたはスマホ)
特別なソフトのインストールは不要。Webブラウザからアクセスするだけで利用できます。
ChatGPTの始め方(無料プラン)
1. 公式サイトにアクセス
ChatGPTの公式ページは以下です。
https://chat.openai.com/
※偽サイトに注意してください。「OpenAI」公式のURLからのみ利用しましょう。
2. アカウントを作成
「Sign up(サインアップ)」をクリックして、メールアドレスを登録します。
GoogleアカウントやApple IDでのログインも可能です。
3. 電話番号認証
セキュリティのためにSMS認証が求められます。スマートフォンの番号を使えばOK。
4. 登録完了→すぐ使える
認証後、すぐにChatGPTを使うことができます。
初期状態では無料プラン(GPT-3.5)となっています。
無料プラン(GPT-3.5)の特徴
無料プランで使えるのは「GPT-3.5」というモデルです。
◎ メリット
- 登録だけですぐに使える
- 基本的な質問・相談には十分対応可能
- 日本語にも対応
△ デメリット
- GPT-4(より高性能なモデル)が使えない
- 応答の精度・柔軟性はやや低い
- 高負荷時は利用が制限される場合あり
無料でも試す価値は十分ありますが、ビジネスの実務で本格的に使いたい方には有料プランがおすすめです。
有料プラン「ChatGPT Plus」とは?
月額:20ドル(日本円で約3,000円前後)
ChatGPT Plusに加入すると、**GPT-4/GPT-4o(オー)**という最新・高性能なモデルが利用可能になります。
GPT-4 / GPT-4oの違いと特徴
項目 | GPT-3.5(無料) | GPT-4(有料) | GPT-4o(2024年新モデル) |
---|---|---|---|
回答精度 | 普通 | 高い | 非常に高い+高速 |
処理速度 | やや早い | 遅め | 非常に早い |
マルチモーダル対応 | ×(テキストのみ) | △(画像一部) | ◎(画像・音声・動画対応) |
ビジネス用途 | △ | ◎(文章生成・コード対応) | ◎(幅広い業務支援) |
特にGPT-4oは、2024年5月に登場した最新型で、文章だけでなく画像・音声にも対応。これにより「PDF資料の読み取り」「画像の内容説明」「音声読み上げ」などが可能になります。
Plusプランに加入するには?
- ChatGPTにログイン
- 左下の「Upgrade to Plus(プラスにアップグレード)」をクリック
- クレジットカード情報を入力し、決済
これだけで、すぐにGPT-4やGPT-4oの利用が可能になります。
どっちを選ぶべきか?【ビジネスマン向け比較】
ここまで読んで、「無料プランでも良さそうだけど、有料プランも気になる」と感じた方も多いと思います。
実際、ChatGPTをどう使いたいかによって、最適なプランは変わってきます。
以下に、ビジネスマン向けに代表的な利用シーンをもとに、プランの選び方を表でまとめてみました。
状況 | おすすめプラン |
---|---|
とりあえず試してみたい | 無料(GPT-3.5) |
ブログ・文章作成を日常的に使いたい | Plus(GPT-4) |
VBA・Excel・コード作成を任せたい | Plus(GPT-4) |
情報分析や戦略アイデアにも使いたい | Plus(GPT-4o) |
多忙なビジネスマン、時短重視 | Plus(GPT-4o) |
「まずは無料で感触をつかみたい」という方はGPT-3.5で十分ですし、「業務にがっつり組み込みたい」という方はPlusプランを検討するとよいでしょう。
スマホでも使える?
ChatGPTには公式のスマホアプリもあり、iPhone(iOS)とAndroidの両方で利用可能です。
外出先でもスキマ時間に相談できるので、スケジュール調整・メール返信・アイデア出しなどに大変便利です。
まとめ
ChatGPTは、メールアドレスさえあれば無料ですぐに使えるAIアシスタントです。
無料プランでも十分体験できますが、ビジネス活用を真剣に考えるなら、月額20ドルのPlusプランは費用対効果の高い投資です。
まずは無料で試し、「これは使える」と感じたら、有料プランにステップアップしてみましょう。
次回は「ChatGPTでできること・できないこと」について、具体例とともに深掘りしていきます。
「どこまで任せられるの?」「逆に気をつけるべきことは?」といった疑問にお答えしますので、お楽しみに!