こんにちは!「デザインもできるシステムエンジニア」のあつもり(@atumori17)です。今日も業務効率化のアイデアなどを発信していきます。
今年も残り少なくなってきました。みなさんは業務効率化に取り組んでいますか?年末の忙しさでそれどころではないかもしれませんねっ。
今回は「詳解! GoogleAppsScript完全入門」という本の紹介をしたいと思います。
GASを勉強している人にとってためになる1冊であることは間違いないです。GAS初心者にわかりやすく、とっても丁寧に書かれた参考書ですよっ。
目次
GoogleAppsScriptについての書籍は驚くほど少ない
GASについて勉強しようと思い、入門書を求めて書店に足を運んだ人も多いかと思います。その時にGASの本を探すのに苦労しませんでしたか?
VBAやPHP、JAVAなどの書籍はたくさん置いてあるからすぐに見つけられるけど、GASの本は少なすぎてなかなか見つけられないんですよね~。私が足を運んだ書店は1冊しかありませんでした。
GASの書籍はとにかく販売されてる数が少ないのですっ。その数少ない書籍の中でも、とりわけ初心者向けに優しく丁寧に書かれたものが少ない。そうなるとWEBで情報を収集するかってなるわけです。
そんな悩みを一気に解決してくれるのがこの「詳解! GoogleAppsScript完全入門」です。
情報収集の時間ってばかにならないですよね。それに書籍のほうが体系的に学べるから、プログラムの全体像をイメージしやすく、初心者におすすめです。
詳解! GoogleAppsScript完全入門を勧める理由
私がこの「詳解! GoogleAppsScript完全入門」を紹介するのには2つの理由があります。1つはこの本の筆者の高橋さんとはちょっとした知り合いでして、高橋さんが運営するブログ「いつも隣にITのお仕事」で過去に記事を書かせて頂いてたんですね。
ぶっちゃけお世話になっている高橋さんが執筆した書籍なので、紹介しないわけにはいかないというわけです。もちろんリスペクトの意味もありますよ~。
もう1つはこの本を読んでみて、すぐれた参考書だと純粋に感じたからです。本当に紹介したいような内容でなければわざわざブログで記事にしませんから。記事を書く時間だって貴重な時間ですからね。
そんなわけで実際に「詳解! GoogleAppsScript完全入門」を読んでみた感想を紹介します。GASの参考書を探してるかたの参考になればと思います。
とことん初心者目線で書かれている
例えば第1章の「GASを学ぶ上で知っておくべき注意点」にGASとJavaScriptは全く同じものではないということについて書かれています。
このことはなんとなくはわかっていても、具体的にどこが違うのかは、初めはよくわからなんいんですよね。でもこの章ではそういった疑問点が具体的かつ丁寧に書かれています。
そのほかに、1回あたりにスクリプトを実行できる時間の制限や、1日あたりの実行回数の容量制限などが詳しく書かれています。
実はこういったことを知らなくてもGASを使うことはできます。ただ、いざ使ってみるとさまざまな壁にブチ当たります。
「JavaScriptの構文どおりに書いているんだけどエラーが出るな~なんでだろう?」
というようなことがチョイチョイ起るんですよね~。そんなときに本の第1章で書かれているような予備知識があるとないとでは雲泥の差が出てくるんですよね。
暗黙の了解が少ない
プログラムの参考書は星の数ほどあります。その中には初心者向けに丁寧に書かれたものもあれば、そうでないものもあります。
専門書の場合難しいのが、初心者向けに基本用語から丁寧に書いているとページ数がとても足りないし、要点がブレるということもあるとは思います。
この本は初心者向けに丁寧に解説しているのに要点がブレることなく、とてもバランスが良いと感じました。専門書として必要な知識も習得でき、且つ初心者向けにも書かれているということですね。
プログラムの参考書って、ある程度プログラムを理解していることが前提で書かれていることが少なくありません。
その用語知ってて当たりまえ的な「暗黙の了解」で終わらせてしまっているんですよね。そんな暗黙の了解が極力ないように書かれていると思います。
つまずきそうな所を先回りして教えてくれる
各章のあちこちで「Point」や「Memo」という欄を設けて、初心者がつまずきそうな所や、不安に感じそうな所を優しく教えてくれています。これがいい!
例えば第3章の「変数・定数」の説明のところで、
「変数の宣言もステートメントですから、セミコロンを忘れないようにしましょう。」
というように書かれています。
私はVBAを主にやってきたので、GASを始めた時はこのセミコロンを忘れてよくエラーになっていました。こういったアドバイスがあるとエラーの頻度も減りますよね。
体系的にGASを学べる
GASとは何かから始まり、スクリプトエディタの使い方、JavaScriptの書き方、オブジェクト指向の説明、GASを使ってGmailやスプレッドシート、Googleカレンダーなどを操作する具体的な方法、ユーザーインターフェースの作り方、外部サイトとの連携まで、GASをやる上で必要と思われることが体系的に学べます。
これらをWebからの情報だけで学ぼうとすると、検索にかかる時間が膨大になりますよね。
プログラムを習得するのには時間がかかります。ある程度継続して実際にプログラミングすることが欠かせません。そんな時に一番大事なのは継続するためのモチベーションを持ち続けることだと思います。
ただこのモチベーションを維持することが一番難しい!プログラムを書いてみたのはいいけど動かないじゃん?エラーが出てどうにもならない!とか。
つまずきポイントはいっぱいあります。1回や2回なら転んでも起き上がれるでしょうけど、10回、20回になると心が折れるもんです。
そんなときにはアドバイスしてくれる先輩や先生がいれば一番良いのですが、なかなかそういった環境にいる人は少ないと思います。そんな時に頼りになるのがやはり書籍、それも壁にブチ当たった時に答えを導いてくれるような本。
そう!それが「詳解! GoogleAppsScript完全入門」なんです。ちょっと褒めすぎかな?
まとめ
いかがでしたか?今回は「詳解! GoogleAppsScript完全入門」の紹介でした。
これからGASを学ぼうとしてるかたで、効率的かつ体系的に学びたいかたにおすすめしたい一冊です。この本、難があるとするなら、分厚くて重いところかな?通勤電車の中で読むには向かないカモです。
「詳解! GoogleAppsScript完全入門」はAmazonや楽天ブックスで購入できますよ。もちろん書店でも売ってるので一度内容をチェックしてから買うのもアリですねっ。