こんにちは~。「デザインもできるシステムエンジニア」のあつもり(@atumori17)です。このブログではAIスピーカーの使い方や、エクセルVBAの情報などを発信しています。
エクセルで一覧表などを作るときに、行番号を振ることがあると思います。
もともとエクセルの表の枠に行番号は振られていますが、資料名や見出し行などを入れると、開始行の番号を1からはじめることはできませんよね。
そのため、A列などに自分で手入力して行番号を振っていく。これはよくやる手法です。
さて、ここからが本題です。
表を作った後に、「やっぱり行の順番を変えよう」となったとき、行番号を振りなおさなければなりません。1つや2つならよいですが、大幅な変更になるとちょっと面倒ですよね。行番号を振りなおすことを忘れる可能性もあります。
そこで今回は、行の順番を変えても自動的に行番号が振られる方法を紹介します。
簡単ですぐに出来きるにも関わらず、とっても便利な技なので、ぜひ試してみてください。この技を使って資料を作れば、一目置かれる存在になれることは間違いありませんよ~。
Row関数を使って行番号を自動で振る
エクセルの表に行番号を自動的に表示させるようにするためには、
row関数使います。
試しに15行目のA列に
=row()
と入力してみます。
自動的にセルに行番号15が表示されました!
さっそく下のような表にrow関数を入力してみます。
行番号が表示されましたね。
「あれ?でもこれじゃあ表の外にある、行番号と同じだよね」
って思いましたか?そのとおりです。3から始まっていますよね。これを1から始めたい場合どうすればいいか?
2行分多いわけですから、マイナス2行すればよいわけです。
=row()-2
と入力します。4行目以降はA3セルをコピーして貼り付ければ良いです。数式がそのままコピーされます。
1から順番に表示されました!
それでは試しに、Row関数を使ってない表で行の移動を試してみます。
4行目のA社にTELを1行目に移動します。
Row関数を使わない場合、行番号は自動的に表示されないので、4のままです。
Row関数を使えば自動計算され、行番号-2の値になるので、3-2で1が表示されます。
自動的に再計算されない場合
行を移動すれば、Row関数によって行番を自動的に表示されることを確認しました。しかし、自動的に再計算されずに、移動する前の行番号が振られたままの時があります。
これはエクセルの設定によるものです。もし再計算されない場合は、下記の手順で、ブックの計算を自動的に行う設定に変更してください。
メインメニューの「ファイル」から「オプション」をクリックします。
Excelのオプション画面が表示されます。
左のメニューから「数式」をクリックします。
計算方法の設定から「自動」にチェックをします。
OKボタンをクリックして、設定完了です。
まとめ
いかがでしたか?今回はRow関数を使って、自動的に行番号を表示させる方法を紹介しました。簡単なのにとっても便利な技です。
事務作業を効率化させるために、ぜひ活用してみてください。こういったわずかな工夫が積み重なって、大きな時短につながるからです。
そしていつのまにか、エクセルのスキルがついていることに気づくはずです。そしてエクセルならこの人ってくらいの存在になれれば、転職にも有利ですよ~。
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